漫画の歴史~戦後・現代~

第2次世界対戦で敗戦を迎えた日本、ここで、焼け焦げた街を見ながら1人のお医者様が立ち上がります。
それは、何を隠そう手塚治虫さんです。
手塚治虫さんの凄い部分は漫画の描写や働くスタイルに大きな影響を与えた、凄い人なのです。

漫画の描写で凄い所は、影や風景の描写がこれまでの漫画に比べて、非常に細かいということなんです。
これまでは、墨で塗るか、線で描くかといった方法で単調な風景だったものを手書きで書いています。
その影響は現代マンガにおける、トーンの作成へつながっていきます。

次に、場面ごとのコマ割りを縦線だけでなく、斜め線を入れたりして、場面ごとにコマ割りを変えるように工夫したと言われています。

例えば、告白のシーンだと、男女が立っていて全体の風景の構図を見せておいて、告白する方の異性の顔のドアップの構図をよく見かけますが、こうした見せ方を編み出したは手塚治虫さんと言われています。

そして、効果音の編み出した人です。
皆さん、ギャグを言ってしらけている時にシーンという効果音を出すことってありませんか?
実は、この効果音を一番最初に考えたのは手塚治虫なんです。


この他にも、多くの効果音を新しく作り、現在での何気なく使用されています。

この3つの、発明を駆使した躍動感ある作品は、大変なヒットを飛ばします。

働き方に関しては、アシスタントを漫画家ではじめて作ったのも手塚治虫なんです。
手塚治虫は、多くの連載を抱えていたために主なイラストは自分で書き、出版社の原稿を取りに来ていた人に背景を塗ってもらっていたそうです。
そしたら、背景担当の人をつければいいことになり、アシスタント制が始まったのです。

後の漫画家に大きな影響を


こうした漫画の手法や働き方を確立した手塚治虫の作品は、ドラえもんの作者、藤江・F・不二雄さん、ゴルゴ13のさいとう・たかおさんらに大きな影響を与えます。

戦後が終了した彼らは、日本を元気にさせようと未来の話や、海外のハードボイルドな緻密な世界の作品を作り出していきます。
そして、漫画は子供が読む作品では無くて、大人の人が楽しめるような一般作品にのし上がったのです。

また、漫画のみを載せる雑誌や雑誌に載っている作品を単行本にして販売されるようになったのも、この時代です。
ですが、漫画はこの時点では男性向けの作品が多く、女性が漫画作品は多くない状況でした。
女性の漫画家の先駆けは、里中満智子さんや美内すずえさんです。
彼女たちの活躍によって少女漫画というジャンルが確立されたのです。

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